2011年01月19日
お便りコーナー(26)。
ええと、お問い合わせじゃないお便りは他にも来てるんですがっ
久しぶりにお問い合わせタイプのお便りが来ておりました。
Gさんからのお便り(要旨)
セビラーSK-200DSを購入したばかりで、サイドチューブを3psi、DSフロアを7psiでインフレートして、3時間おいてはかったらそれぞれ2psi、5psiに減圧していた。穴は開いていないがこれってそういうもんでしょうか?

セビラー SK200DSスポーツカヤック
サイドチューブ3psi、DSフロア7psi
剛性はインフレータブルではトップの部類
ほぼ何にでも使える楽しい艇(笑)
ええと、もう少し詳細な情報がほしいところなんだが、この内容でいくつか推定できる点があるのと、いまひとつためしていただきたい点があるので記述しておく。
1.購入間もないということに起因する要素
SKシリーズのサイドチューブのスキン、セビテックは元はといえばゾディアックと言っていた生地の改良系で、伸びにくい強靭な基布をPVCで覆ったもの。
とはいえ、購入間もない時期の生地であればやや伸びる。
という要素も否めない。
2.インフレート状況ということによる要素
これは、何度か書いたことと関係あるんだが、温度とpsiの関係にある。
夏場に艇を河原にしばらく置いておくときは減圧しないと温度が上昇してエアーが膨張し、昇圧してパンクしてしまうこともある。
今回はそれとは逆のパターンの可能性も高い。
時期的には冬、3psi、7psiでインフレートするとなると付属のポンプではまず難しいのでコンプレッサー機能つきのポンプを使ったんではないかと思うんだが、コンプレッサーで圧縮されるエアーは圧縮とモーター熱で周囲の空気より温度があがる。(仮に手動でそこまで入ったとしてもほぼ同じくらいはあがる)
ポンプについたゲージはその温度時点でのpsi値を示すのだが、やがて温度が下がりpsi値もさがる。
夏場に河原でインフレートした艇を水につけるとやや張りが弱くなるのも原理としては同じ。
というのが2つめの要素として考えられる。
でも、それぞれ1~2psiも下がるのはどうなの?と思うかもしれないが、仕様の許容最大圧をかけた状態なので、わずかな減圧要素で数値はかなり下がるのでお便りにあったレベルの減圧は可能性としてはありえる。
もちろんそれ以外にも高圧になれば使用には支障はないがバルブからのわずかな抜けも実際にはある。
…で、ためしていただきたいことなんだが、
ワタシが新艇でおこなう確認はというと、実際に使用に耐える程度の圧力で一晩放置しておくというやりかた。
その艇ならサイドを2、フロアを3程度でやってみて翌日かなり下がってたら購入元に問い合わせるほうがよいと思う。
◆インフレート後、1時間くらいおいて計りなおした数値をもとに翌日計ってみる。また計るときの気温はあまり差がでないようにする。もう少し書くと、まわりの気圧その他にも多少影響されるうえ、プレッシャーゲージの計り方や、違うゲージを使った場合でも誤差は出るので、個人的には細かい数値で比較するよりは張り具合があからさまに変わってないか程度でもいいような気はするんだけど(笑)
実際に使う際も、仕様最大圧ではなく必要充分程度で加圧されるほうが生地への負担も少なく、艇も長く使える。
あ、もともと1psiとか1.5psiとか書いてあるほかの艇の場合は必要充分=必要な加圧なのでそのとおりのpsi値でやるほうがよいのだが。
以上で不明な点があればまたご連絡いただければお応えします。
|剃|´▽`)ノ んじゃっ
Gさんからのお便り(要旨)
セビラーSK-200DSを購入したばかりで、サイドチューブを3psi、DSフロアを7psiでインフレートして、3時間おいてはかったらそれぞれ2psi、5psiに減圧していた。穴は開いていないがこれってそういうもんでしょうか?

セビラー SK200DSスポーツカヤック
サイドチューブ3psi、DSフロア7psi
剛性はインフレータブルではトップの部類
ほぼ何にでも使える楽しい艇(笑)
ええと、もう少し詳細な情報がほしいところなんだが、この内容でいくつか推定できる点があるのと、いまひとつためしていただきたい点があるので記述しておく。
1.購入間もないということに起因する要素
SKシリーズのサイドチューブのスキン、セビテックは元はといえばゾディアックと言っていた生地の改良系で、伸びにくい強靭な基布をPVCで覆ったもの。
とはいえ、購入間もない時期の生地であればやや伸びる。
という要素も否めない。
2.インフレート状況ということによる要素
これは、何度か書いたことと関係あるんだが、温度とpsiの関係にある。
夏場に艇を河原にしばらく置いておくときは減圧しないと温度が上昇してエアーが膨張し、昇圧してパンクしてしまうこともある。
今回はそれとは逆のパターンの可能性も高い。
時期的には冬、3psi、7psiでインフレートするとなると付属のポンプではまず難しいのでコンプレッサー機能つきのポンプを使ったんではないかと思うんだが、コンプレッサーで圧縮されるエアーは圧縮とモーター熱で周囲の空気より温度があがる。(仮に手動でそこまで入ったとしてもほぼ同じくらいはあがる)
ポンプについたゲージはその温度時点でのpsi値を示すのだが、やがて温度が下がりpsi値もさがる。
夏場に河原でインフレートした艇を水につけるとやや張りが弱くなるのも原理としては同じ。
というのが2つめの要素として考えられる。
でも、それぞれ1~2psiも下がるのはどうなの?と思うかもしれないが、仕様の許容最大圧をかけた状態なので、わずかな減圧要素で数値はかなり下がるのでお便りにあったレベルの減圧は可能性としてはありえる。
もちろんそれ以外にも高圧になれば使用には支障はないがバルブからのわずかな抜けも実際にはある。
…で、ためしていただきたいことなんだが、
ワタシが新艇でおこなう確認はというと、実際に使用に耐える程度の圧力で一晩放置しておくというやりかた。
その艇ならサイドを2、フロアを3程度でやってみて翌日かなり下がってたら購入元に問い合わせるほうがよいと思う。
◆インフレート後、1時間くらいおいて計りなおした数値をもとに翌日計ってみる。また計るときの気温はあまり差がでないようにする。もう少し書くと、まわりの気圧その他にも多少影響されるうえ、プレッシャーゲージの計り方や、違うゲージを使った場合でも誤差は出るので、個人的には細かい数値で比較するよりは張り具合があからさまに変わってないか程度でもいいような気はするんだけど(笑)
実際に使う際も、仕様最大圧ではなく必要充分程度で加圧されるほうが生地への負担も少なく、艇も長く使える。
あ、もともと1psiとか1.5psiとか書いてあるほかの艇の場合は必要充分=必要な加圧なのでそのとおりのpsi値でやるほうがよいのだが。
以上で不明な点があればまたご連絡いただければお応えします。
|剃|´▽`)ノ んじゃっ
書いたのは (´▽`)そると at 23:45│Comments(2)
│お便りコーナー
この記事へのコメント
( ・ω・)ノ ネタによって膨らみ方が違うって話ですね
↑
時間帯確認済み
↑
時間帯確認済み
わたしは すった at 2011年01月20日 00:02
(´▽`)ノ( ・ω・)ノ ネタによって膨らみ方が違うって
↑
膨らまんこともアレ
↑
時間帯相応の期待どおりの答え(笑)
↑
膨らまんこともアレ
↑
時間帯相応の期待どおりの答え(笑)
わたしは (´▽`)そると
at 2011年01月20日 00:05

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