2014年09月18日
インフレータブルカヤック2014 ホワイトウォーター系。
ええと、タイトルのホワイトウォーターについてですが、これはいわゆる業界用語みたいなもんでっ
(ご存知のかたは読み飛ばしてくださいまし)
(ご存知のかたは読み飛ばしてくださいまし)
川を見ると、激流になっているところは白くばっしゃんしてますな。その色に由来して主にそういう流れを含むところをホワイトウォーターと言います。なので、今回はそういうところでも機能的に遊べる艇のことを書いておきます。
これらの特長としては、船体が硬く折れにくい(*)こと、波をかぶってもすばやく排水できること、コントロールしやすい(曲げやすい)ことがあげられます。
(*この場合の折れるは流れや波に負けて船体がぐんにゃりすることを言います)
ラフトの特長とほぼ同じようになるので、インフレータブルのホワイトウォーター艇はミニラフトだと思ったほうが良いです。
ラフトとの違いは、「小さい」ということです。とにかく流れの影響を受けやすいです。なのでラフトよりリスクはありますが、面白いということが言えます。
さて、これまで紹介してきたレク艇やおもちゃクラスなビニ艇でも多少のところは行けますが、水舟になったり沈したり…けっこう大変です。
ということで、紹介に入りましょう。
(なお、ナチュの分類とは若干違うかもしれません)
セビラー SK200DS 2パーソンカヤック
DSと冠されるようになった原型は…
SVX-200DS 国内では2005年頃からリリース
タフな艇で、サイドチューブも2psi運用できるのに、DSフロアは7psi!!
(*通常のレク艇は1psi強程度まで)
この剛性のおかげで、2006年当時今よりきれいなウェーブだった小滝をジャンプ台のようにして通過していた。SK200DSも基本的な性能は変わっていないし、むしろベイラー(排水機能)はSVXより向上している。
SK200DSについてコールマンはレク艇の位置づけのようだが、もともとはホワイト系だし、ショップでもそっちに分類することが多い。
まだSK200DSは他のホワイト系タンデム艇よりは軽量で、チューブ=船体の構造なので水からあげても1kg弱しか重くならないが(すきまとかにやや水が残るので多少は重くなる)、インナーチューブ方式の艇だと数キロは重くなる。
難点はロッカー(船首のそりあがり)がほとんどないので、水かぶり放題、ウェーブに刺さり放題というところ。ウェーブを超えるときにはささらないようにはすから正面を向くようなコントロールができればだいたいは大丈夫だが、シュートの先にウェーブがあるような場合にはやっぱり刺さる(笑)。
AIRE(エアー) トムキャットタンデム
在庫がわずかになった今頃になって重量が正しい24kgに表示されるようになった。(以前は18kgとソロと同じ重量だと言い張っていたんだが(笑))
たしかにホワイト系エントリーには向いている。頑丈さもあるし排水性のよさとコントロールの利き具合とか機能的にはOK。ただ、やっぱり重量がかさむのが難点で、インナーチューブ方式(外側に頑丈な船体布、内側にビニールチューブ)なので、水を吸う。使用後に引き上げるのはけっこうたいへんだったりする。
んで、トムキャットにはソロもあるんだが、サイズ以外の特長はほぼ同じなので、以降他の艇もソロについては記述を省略する。
AIRE(エアー) ストライク2
AIRE(エアー) ストライクツー
同じ艇だが、品番からすると下のほうがマイナーチェンジ後、つまり製造後の経過時間が少ないのでどちらかというと経年劣化していないほうということになる。
トムキャットはエントリー用に価格を下げるため軽量化を犠牲にした。ストライクシリーズはまあまあ普通に素材を選択したらこんなもん、という感じで、重量のほかはほとんど変わりはない。なので、これらのTributary製のなかでは一番バランスが取れている(今あるなかではね)。
あとはホワイトっぽいけど、実は静水のほうが向いている艇。
AIRE(エアー) ソートゥース13 EX
これは少し慣れてないとおっかないと思う。細めなので多分舷側のチューブに高さが感じられないし、細いぶん優速かも知れないが、横沈しやすい。能力的にはホワイト系に近いがどっち向きかというと湖。
high five(ハイファイブ) Tango200
性質的に似ているのはコロラドだったりする。これも見た目と違って湖やゆるい川向き。
Tango300も同様。
で、ハナシはもどって、ホワイト系だが、今は先細る一方のようで、これからいいのが新たに出てくるとは言いがたい状況にある。なので在庫がなくなった時点で新艇は出てこないことが多い。
ナチュラムはモンベルを扱えなくなったからここには出てこないけど、SK200よりモンベルのビオビオⅡのほうが軽いしロッカーもかかってるし価格的にも財布に優しい。
ビオビオⅡについては大宮のぱどるさんのところを参照してもらうとよい。また、SK200DSの亜種とでもいうべき艇も売ってるし、相談にも乗ってくれる(商売っけがないので正しい情報をくれるのがいいところ)。
最後に、ちょっとだけ。
ナチュのバイヤーおすすめとして出てるこれ
MARSYAS(マーシャス) カーボン パドル 4P
たしかにキャッチ(水をかく力)もあって軽量だしいいものなのはまちがいないけど、カーボンは場合によっては割れる。
4Pでおすすめは今ちょっとないけれど、アルミでキャッチがあるやつのほうがよいと思う。
|剃|´▽`)ノ んじゃっ
これらの特長としては、船体が硬く折れにくい(*)こと、波をかぶってもすばやく排水できること、コントロールしやすい(曲げやすい)ことがあげられます。
(*この場合の折れるは流れや波に負けて船体がぐんにゃりすることを言います)
ラフトの特長とほぼ同じようになるので、インフレータブルのホワイトウォーター艇はミニラフトだと思ったほうが良いです。
ラフトとの違いは、「小さい」ということです。とにかく流れの影響を受けやすいです。なのでラフトよりリスクはありますが、面白いということが言えます。
さて、これまで紹介してきたレク艇やおもちゃクラスなビニ艇でも多少のところは行けますが、水舟になったり沈したり…けっこう大変です。
ということで、紹介に入りましょう。
(なお、ナチュの分類とは若干違うかもしれません)
セビラー SK200DS 2パーソンカヤック
DSと冠されるようになった原型は…
SVX-200DS 国内では2005年頃からリリース
タフな艇で、サイドチューブも2psi運用できるのに、DSフロアは7psi!!
(*通常のレク艇は1psi強程度まで)
この剛性のおかげで、2006年当時今よりきれいなウェーブだった小滝をジャンプ台のようにして通過していた。SK200DSも基本的な性能は変わっていないし、むしろベイラー(排水機能)はSVXより向上している。
SK200DSについてコールマンはレク艇の位置づけのようだが、もともとはホワイト系だし、ショップでもそっちに分類することが多い。
まだSK200DSは他のホワイト系タンデム艇よりは軽量で、チューブ=船体の構造なので水からあげても1kg弱しか重くならないが(すきまとかにやや水が残るので多少は重くなる)、インナーチューブ方式の艇だと数キロは重くなる。
難点はロッカー(船首のそりあがり)がほとんどないので、水かぶり放題、ウェーブに刺さり放題というところ。ウェーブを超えるときにはささらないようにはすから正面を向くようなコントロールができればだいたいは大丈夫だが、シュートの先にウェーブがあるような場合にはやっぱり刺さる(笑)。
AIRE(エアー) トムキャットタンデム
在庫がわずかになった今頃になって重量が正しい24kgに表示されるようになった。(以前は18kgとソロと同じ重量だと言い張っていたんだが(笑))
たしかにホワイト系エントリーには向いている。頑丈さもあるし排水性のよさとコントロールの利き具合とか機能的にはOK。ただ、やっぱり重量がかさむのが難点で、インナーチューブ方式(外側に頑丈な船体布、内側にビニールチューブ)なので、水を吸う。使用後に引き上げるのはけっこうたいへんだったりする。
んで、トムキャットにはソロもあるんだが、サイズ以外の特長はほぼ同じなので、以降他の艇もソロについては記述を省略する。
AIRE(エアー) ストライク2
AIRE(エアー) ストライクツー
同じ艇だが、品番からすると下のほうがマイナーチェンジ後、つまり製造後の経過時間が少ないのでどちらかというと経年劣化していないほうということになる。
トムキャットはエントリー用に価格を下げるため軽量化を犠牲にした。ストライクシリーズはまあまあ普通に素材を選択したらこんなもん、という感じで、重量のほかはほとんど変わりはない。なので、これらのTributary製のなかでは一番バランスが取れている(今あるなかではね)。
あとはホワイトっぽいけど、実は静水のほうが向いている艇。
AIRE(エアー) ソートゥース13 EX
これは少し慣れてないとおっかないと思う。細めなので多分舷側のチューブに高さが感じられないし、細いぶん優速かも知れないが、横沈しやすい。能力的にはホワイト系に近いがどっち向きかというと湖。
high five(ハイファイブ) Tango200
性質的に似ているのはコロラドだったりする。これも見た目と違って湖やゆるい川向き。
Tango300も同様。
で、ハナシはもどって、ホワイト系だが、今は先細る一方のようで、これからいいのが新たに出てくるとは言いがたい状況にある。なので在庫がなくなった時点で新艇は出てこないことが多い。
ナチュラムはモンベルを扱えなくなったからここには出てこないけど、SK200よりモンベルのビオビオⅡのほうが軽いしロッカーもかかってるし価格的にも財布に優しい。
ビオビオⅡについては大宮のぱどるさんのところを参照してもらうとよい。また、SK200DSの亜種とでもいうべき艇も売ってるし、相談にも乗ってくれる(商売っけがないので正しい情報をくれるのがいいところ)。
最後に、ちょっとだけ。
ナチュのバイヤーおすすめとして出てるこれ
MARSYAS(マーシャス) カーボン パドル 4P
たしかにキャッチ(水をかく力)もあって軽量だしいいものなのはまちがいないけど、カーボンは場合によっては割れる。
4Pでおすすめは今ちょっとないけれど、アルミでキャッチがあるやつのほうがよいと思う。
|剃|´▽`)ノ んじゃっ
書いたのは (´▽`)そると at 16:19│Comments(0)
│インフレータブルカヤック比較・情報2014
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。