2006年03月01日
1マン ツアーカヤック比較。
*今日比較する艇のリンクは別ウインドウであくので、並べて比較できます。
スターンズのインフレータブル(カナディアン・大型ボートを除く)の現行ラインナップは4艇。
うち、通常のレクリエーション仕様としてスピリーワン・ツー(B521、B522)を出している。
(こちらについてはアドエレ・スターンズお手軽カヤック比較。参照)
残り2艇は「ツーリング仕様」と銘打って出されており、
・ユカタット(B523)が日帰りツアー用
・コルドバ(B524)が数日間ツアー用
となっている。
ツアー用となれば興味のある方も多いと思われるので、そちらの比較など…。

(まあ、これから春先までの、水辺がゴチャゴチャする前がいちばんいいと…この写真はコルドバです。)
実艇の状況が分かるのは「コルドバ」。「ユカタット」は共通のマニュアルに詳細に記述されているのと、スピリーシリーズも見ているのでそれらを参照にほぼ正しい記述ができると思っている。
で、2艇の細かい違いはそれぞれ内容を記述するのでいいとして、根本的な違いから。
「ユカタット」はフレームカヤックで、基本的にはスピリーシリーズと同じような構造をしており、アルミのフレームを入れることにより、バウ形状がシャープになり、直進性・スピードに優れている。
対して「コルドバ」はフレームはないが、テックツアーハルシステムにより、ハードシェルを思わせる形状を持ち、直進性・スピード・操作性に優れている。
同じツアー用で、何故このように構造を分けたのか?どちらの構造がウケるかリリース前段階ではまだわからなかったからではないか、と思う。どちらかの構造が主流になっていれば、構造は統一されて、ちょっとした違いだけになっていたかも知れない。
で、比較というよりそれぞれの艇の紹介をおこなってみる。
スターンズ ユカタット



船首の船体のなかでフレームとプラ板を先に組み立て、その後インフレートする。一人分のコックピット以外は気室。デッキには前後にデッキコード(荷物止めゴム)と、その脇に計8ヶ所Dリング。船体3気室、コーミングが多分2気室の構造。あとは背もたれつきシート。で、コックピット部のフロアはチューブむき出しのようである。フットペダルの記述もない。キールの構造は不明。フィンもレールも記述されていないから。ただ、何もないわけはないので、レール、フィンともあるハズ。
速度は、フレームがあるけど船底が比較的平らなので、コルドバとあまり変わらないのでは…。
安定性と乗りやすさではユカタットのほうが上だと思う。
スターンズ コルドバ



普通にインフレータブル。シート後方にハッチがあり、中が荷室になっている。デッキには後部ハッチ上にコード、前部デッキにもコード、どちらもユカタットよりはかなり大きい。船体真横計8ヶ所にDリング。船体3気室、コーミングと前部デッキカバーに計4ヶ所の気室。背もたれつきシート。コックピット部フロアもカバーつき。それにフットペダル。キールは前方にレール、中央後部にフィン、その左右にレール。
特筆すべきはハルシステム。これは、B521~3までのフロア気室と全然ちがう。B521~3が、フロア部は筏状になっている(ビーチフロアマットのような感じ)のに対し、コルドバのそれは左右に2つに別れ、インフレートすると下のほうが丸みを帯びて、上方は平ら、すなわち、かまぼこを逆さに置いたような断面になる。このシステムで、喫水は深くなるが、水に面する面積が小さくなり、動きやすい艇を実現している。
装備自体はコルドバのほうがより長いツーリングを想定しているのは間違いないが、どちらをどう使っても問題はない。あとはツーリングをおこなう本人のパッキングと積載しようとする装備、それにいちばん重要なのはそのひとなりの楽しみ方次第だと思う。
差異はそのくらいにして、質感そのものはほぼ同じなので左サイドバーの「インプレ!コルドバ」で参照していただくとわかる。
あ、それでここまででおわるつもりだったのが、ひょんなところでいい艇が値下げ…。
スターンズのインフレータブル(カナディアン・大型ボートを除く)の現行ラインナップは4艇。
うち、通常のレクリエーション仕様としてスピリーワン・ツー(B521、B522)を出している。
(こちらについてはアドエレ・スターンズお手軽カヤック比較。参照)
残り2艇は「ツーリング仕様」と銘打って出されており、
・ユカタット(B523)が日帰りツアー用
・コルドバ(B524)が数日間ツアー用
となっている。
ツアー用となれば興味のある方も多いと思われるので、そちらの比較など…。

(まあ、これから春先までの、水辺がゴチャゴチャする前がいちばんいいと…この写真はコルドバです。)
実艇の状況が分かるのは「コルドバ」。「ユカタット」は共通のマニュアルに詳細に記述されているのと、スピリーシリーズも見ているのでそれらを参照にほぼ正しい記述ができると思っている。
で、2艇の細かい違いはそれぞれ内容を記述するのでいいとして、根本的な違いから。
「ユカタット」はフレームカヤックで、基本的にはスピリーシリーズと同じような構造をしており、アルミのフレームを入れることにより、バウ形状がシャープになり、直進性・スピードに優れている。
対して「コルドバ」はフレームはないが、テックツアーハルシステムにより、ハードシェルを思わせる形状を持ち、直進性・スピード・操作性に優れている。
同じツアー用で、何故このように構造を分けたのか?どちらの構造がウケるかリリース前段階ではまだわからなかったからではないか、と思う。どちらかの構造が主流になっていれば、構造は統一されて、ちょっとした違いだけになっていたかも知れない。
で、比較というよりそれぞれの艇の紹介をおこなってみる。
スターンズ ユカタット

船首の船体のなかでフレームとプラ板を先に組み立て、その後インフレートする。一人分のコックピット以外は気室。デッキには前後にデッキコード(荷物止めゴム)と、その脇に計8ヶ所Dリング。船体3気室、コーミングが多分2気室の構造。あとは背もたれつきシート。で、コックピット部のフロアはチューブむき出しのようである。フットペダルの記述もない。キールの構造は不明。フィンもレールも記述されていないから。ただ、何もないわけはないので、レール、フィンともあるハズ。
速度は、フレームがあるけど船底が比較的平らなので、コルドバとあまり変わらないのでは…。
安定性と乗りやすさではユカタットのほうが上だと思う。
スターンズ コルドバ

普通にインフレータブル。シート後方にハッチがあり、中が荷室になっている。デッキには後部ハッチ上にコード、前部デッキにもコード、どちらもユカタットよりはかなり大きい。船体真横計8ヶ所にDリング。船体3気室、コーミングと前部デッキカバーに計4ヶ所の気室。背もたれつきシート。コックピット部フロアもカバーつき。それにフットペダル。キールは前方にレール、中央後部にフィン、その左右にレール。
特筆すべきはハルシステム。これは、B521~3までのフロア気室と全然ちがう。B521~3が、フロア部は筏状になっている(ビーチフロアマットのような感じ)のに対し、コルドバのそれは左右に2つに別れ、インフレートすると下のほうが丸みを帯びて、上方は平ら、すなわち、かまぼこを逆さに置いたような断面になる。このシステムで、喫水は深くなるが、水に面する面積が小さくなり、動きやすい艇を実現している。
装備自体はコルドバのほうがより長いツーリングを想定しているのは間違いないが、どちらをどう使っても問題はない。あとはツーリングをおこなう本人のパッキングと積載しようとする装備、それにいちばん重要なのはそのひとなりの楽しみ方次第だと思う。
差異はそのくらいにして、質感そのものはほぼ同じなので左サイドバーの「インプレ!コルドバ」で参照していただくとわかる。
あ、それでここまででおわるつもりだったのが、ひょんなところでいい艇が値下げ…。
次回に出そうと思っていたけど同じ一人乗り艇、しかも価格が変わったし、スターンズユカタットと近い価格帯での比較ができるので急遽登場はアドバンスドエレメンツエアフレームカヤック1マン。
なぜ、価格が変わったかは コチラ。
アドバンスドエレメンツ エアフレームカヤック1マンカヤック



ユカタットより重量は1kg軽く、長さはおおよそ同じ。装備はシート後方が、ユカタットはデッキコード(荷物留めゴム紐)のところ、こちらは防水ジッパーありなので、ハッチのようになっているハズ。デッキのDリングの数も同じ。見た目のかたちも美しい。
こちらはもう少し下がるかと思ったが、こちらがこれ以上下がるとユカタットには勝ち目はないか…。
次回比較で、これ以外にキャンプ道具もってツアーでいけそうな艇やります。
*2人乗りインフレータブルのツアー利用比較は こちら 。
なぜ、価格が変わったかは コチラ。
アドバンスドエレメンツ エアフレームカヤック1マンカヤック

ユカタットより重量は1kg軽く、長さはおおよそ同じ。装備はシート後方が、ユカタットはデッキコード(荷物留めゴム紐)のところ、こちらは防水ジッパーありなので、ハッチのようになっているハズ。デッキのDリングの数も同じ。見た目のかたちも美しい。
こちらはもう少し下がるかと思ったが、こちらがこれ以上下がるとユカタットには勝ち目はないか…。
次回比較で、これ以外にキャンプ道具もってツアーでいけそうな艇やります。
*2人乗りインフレータブルのツアー利用比較は こちら 。
書いたのは (´▽`)そると at 22:46│Comments(2)
│インフレータブルカヤック比較・情報
この記事へのコメント
いよいよ真打ち登場ですね。コルドバVSユタカットVSエアフレーム1。インフレータブルのツーリングクラスの土俵でどれが勝つか楽しみです。これ読んで日本一周目指す若者(そるとさんも含め)が現れるかも。
わたしは 山カヤッカー at 2006年03月02日 00:56
山カヤさんこんばんは。日本一周はちょっと…でも、楽しそうな川ならどこでも行ってみたい気はします。
あと、いろんなエリアのお仲間が増えればそういうタノシミももっと増えるんじゃないかなぁ、とか思います。
とにかく楽しみたいですね。あ、ポンプの口の画像さっき撮りましたので、明日には(あ、今日か)アップします。
あと、いろんなエリアのお仲間が増えればそういうタノシミももっと増えるんじゃないかなぁ、とか思います。
とにかく楽しみたいですね。あ、ポンプの口の画像さっき撮りましたので、明日には(あ、今日か)アップします。
わたしは そると at 2006年03月02日 01:02
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