2006年07月09日
1人乗りインフレータブルカヤック(2)。
(1)で1人乗りシットオンカヤックまで書いたので、それ以外について書くことにする。もちろん、メリット・デメリットは分かる限り書く。
まずはいちばん価格的に手ごろなコレ。

アドバンスドエレメンツ アドヴェンチャーカヤック・AE1000Kフルセット
実はこれだけはまだ実物ないし類似艇を見たことがない。ただ、船底素材を同じブランドのドラゴンフライなどと比べると、「ナイロン補強」ではないビニールであり、チューブと二重にはなっているが、強度はあまりないと思ったほうがよく、静水域での遊びに向いている。
ナチュラムでは、
ポップなデザインで小さなイメージがありますが、288x86cm、最大積載量115kgのサイズが示す通り大柄な大人の方も余裕のサイズ!
と書いてあるが、86cmは外形寸で、115kgはあくまで最大積載量、楽しむためには若干の余裕があったほうが良い。実際、この外形寸はコールマンの1マンカヤックとほぼ同サイズ。あまり大柄だとコクピットが窮屈になるし、喫水が深くなるとコントロールも効きづらい。
またフィンがついてるが、ワタシが扱った限りはトラッキングレール(キール)のほうが圧倒的に運動性がいい。
次に書くのが、1人乗りではポピュラーなもの2艇、これがそれぞれセット物も出てて迷うところなので、それぞれ単品とセットでちょっと書いてみる。
アドバンスドエレメンツ ドラゴンフライ1マンカヤック
(でも実際船体には「CAPTAINSTAG」と…(^^ゞ )
これの特長は、チューブとアウター(外側の船体)がスッポリはずせること。使った後に洗うとかするときにはかなり便利。石ころや砂などがすきまに入っても洗い流すのがラク。ただし、メインのチューブは船体、フロア各1の計2気室。(コーミング=しぶきよけの小さいものまでナチュラムでは気室数にはいっているが、ここでは実効の気室のみ)メインチューブは可塑性にすぐれ、よほどのことをしなければまず破れたりすることはない。また、船底はナイロン糸入りのPVCでかなり強靭。ギザ岩に真っ向から突っ込んだりしなければほぼ問題はない。
で、セットだが、

アドバンスドエレメンツ ドラゴンフライ1マンカヤック/パドル/ポンプセット
上記の本体仕様で納得ならこちらのほうが買い得。パドルポンプセットとあるが、単品でもポンプはあるので、パドル分だけの違い。
ひとつだけ難点をいうとパドルは2P(2分割)なので、付属の大きいバッグにも入らない。クルマで定点で遊ぶなどには問題ないが、行く先に電車などに持ち込む場合はバッグからシャフトが出てしまいあまりよくない。
そういう場合は単品とライトアシメントリック
またはカスケーズ
の4ピースを選んだほうがいい。
さらにもうひとつセットがあって、

アドバンスドエレメンツ ドラゴンフライ1/パドル/ポンプ/ライフジャケット フルセット
これも、パドルの長ささえ問題なければお買い得。ただ、ライフジャケットも肩口から浮力体が入ってるモノで、機能としては問題ないけど、やっぱり…と思われる方は、単品とパドルを組み合わせ(上記参考)、今ならポイントバックが大きいモンベル リバーランナー(M)
を選べばあとあと小物を買う時のポイントに使える。(ポイント還元が通常に戻ったら別だけど)
スターンズ スプリー ワン
(ナチュラムではスピリー、スターンズではスプリーの表記になっている)
こちらは船体2気室で船体側はアウターで包まれており、あとはフロアで計3気室。こちらも船底はナイロン糸入りのPVCで強い。構造としてはドラゴンフライよりしっかりしているが、メンテナンス(洗う、干す)はひと手間かかる。あと、デッキコード(荷物留め)は乗艇中に荷物をいじるのに適した場所ではないので、小物はシートにほうりこむか、Dリングなどでライフジャケットなどにつけるほうがいい。これはドラゴンフライのほうもそう。
で、セットのほうだが

STEARNS(スターンズ) スピリー ワン パドル/ポンプセット
これまでも言ってきたが、スターンズのポンプは使いづらい。いちばんいいのはコールマンのアレだが、あまりに使えることを書いたせいか(いやそんなに影響してないと思う)、昨年は夏の終わりまであったものが今年は現時点でとりあえず在庫なしのようである。それと、ポイントを考えると単品は今ならポイントが高いので、そちらとパドルとポンプを考えたほうがいい。(パドルはドラゴンフライ参照)
ただし、スターンズのバッグはあまり大きくないので、本体以外はほぼ入らないと考えたほうが良い。
なので、クルマ以外で移動するならあとひとつバッグを用意して本体以外を全部収納することを考えたほうが良いので、パドルの長さも気にしたほうが良さそう。
ポンプはノズル形状からするとキャプテンスタッグ
のがほぼ同じ形状だが、先のほうだけ少し削ったほうが良さそうに見える。ただし、削りすぎるとデフレート(排気)する際に弁が開かなくなるので、試しながらやったほうが良い。
もうひとつのセット

STEARNS(スターンズ) スピリー ワン/スターティングフルセット
これはライフジャケットの実売価格から行くと、上のセットより割高になる。
なので、セットで同じ内容を買うならさっきのセットとIM-09
を買ったほうが現時点では安い。
ただ、今は単品でかなりポイントが戻ってくるので、あとあと小物を買い足すのにポイントを使うことを考えると、スプリー単体にパドル、ポンプ、ライフジャケットを好みで揃えたほうがいいと思う。(通常のポイント還元に戻ったらセットのほうが良いけど)
で、また長くなったので、(2)もこの辺で終わりにするけど、ここで書いたもの、定点やショートツーリングまでは充分にこなせるが、ちょっと距離があったり、荷物を積んで…などにはあまり向いていない。その辺については(3)でまた書くことにする。

実はこれだけはまだ実物ないし類似艇を見たことがない。ただ、船底素材を同じブランドのドラゴンフライなどと比べると、「ナイロン補強」ではないビニールであり、チューブと二重にはなっているが、強度はあまりないと思ったほうがよく、静水域での遊びに向いている。
ナチュラムでは、
ポップなデザインで小さなイメージがありますが、288x86cm、最大積載量115kgのサイズが示す通り大柄な大人の方も余裕のサイズ!
と書いてあるが、86cmは外形寸で、115kgはあくまで最大積載量、楽しむためには若干の余裕があったほうが良い。実際、この外形寸はコールマンの1マンカヤックとほぼ同サイズ。あまり大柄だとコクピットが窮屈になるし、喫水が深くなるとコントロールも効きづらい。
またフィンがついてるが、ワタシが扱った限りはトラッキングレール(キール)のほうが圧倒的に運動性がいい。
次に書くのが、1人乗りではポピュラーなもの2艇、これがそれぞれセット物も出てて迷うところなので、それぞれ単品とセットでちょっと書いてみる。
アドバンスドエレメンツ ドラゴンフライ1マンカヤック
(でも実際船体には「CAPTAINSTAG」と…(^^ゞ )
これの特長は、チューブとアウター(外側の船体)がスッポリはずせること。使った後に洗うとかするときにはかなり便利。石ころや砂などがすきまに入っても洗い流すのがラク。ただし、メインのチューブは船体、フロア各1の計2気室。(コーミング=しぶきよけの小さいものまでナチュラムでは気室数にはいっているが、ここでは実効の気室のみ)メインチューブは可塑性にすぐれ、よほどのことをしなければまず破れたりすることはない。また、船底はナイロン糸入りのPVCでかなり強靭。ギザ岩に真っ向から突っ込んだりしなければほぼ問題はない。
で、セットだが、

上記の本体仕様で納得ならこちらのほうが買い得。パドルポンプセットとあるが、単品でもポンプはあるので、パドル分だけの違い。
ひとつだけ難点をいうとパドルは2P(2分割)なので、付属の大きいバッグにも入らない。クルマで定点で遊ぶなどには問題ないが、行く先に電車などに持ち込む場合はバッグからシャフトが出てしまいあまりよくない。
そういう場合は単品とライトアシメントリック
さらにもうひとつセットがあって、

これも、パドルの長ささえ問題なければお買い得。ただ、ライフジャケットも肩口から浮力体が入ってるモノで、機能としては問題ないけど、やっぱり…と思われる方は、単品とパドルを組み合わせ(上記参考)、今ならポイントバックが大きいモンベル リバーランナー(M)
スターンズ スプリー ワン
(ナチュラムではスピリー、スターンズではスプリーの表記になっている)
こちらは船体2気室で船体側はアウターで包まれており、あとはフロアで計3気室。こちらも船底はナイロン糸入りのPVCで強い。構造としてはドラゴンフライよりしっかりしているが、メンテナンス(洗う、干す)はひと手間かかる。あと、デッキコード(荷物留め)は乗艇中に荷物をいじるのに適した場所ではないので、小物はシートにほうりこむか、Dリングなどでライフジャケットなどにつけるほうがいい。これはドラゴンフライのほうもそう。
で、セットのほうだが

これまでも言ってきたが、スターンズのポンプは使いづらい。いちばんいいのはコールマンのアレだが、あまりに使えることを書いたせいか(いやそんなに影響してないと思う)、昨年は夏の終わりまであったものが今年は現時点でとりあえず在庫なしのようである。それと、ポイントを考えると単品は今ならポイントが高いので、そちらとパドルとポンプを考えたほうがいい。(パドルはドラゴンフライ参照)
ただし、スターンズのバッグはあまり大きくないので、本体以外はほぼ入らないと考えたほうが良い。
なので、クルマ以外で移動するならあとひとつバッグを用意して本体以外を全部収納することを考えたほうが良いので、パドルの長さも気にしたほうが良さそう。
ポンプはノズル形状からするとキャプテンスタッグ
もうひとつのセット

これはライフジャケットの実売価格から行くと、上のセットより割高になる。
なので、セットで同じ内容を買うならさっきのセットとIM-09
ただ、今は単品でかなりポイントが戻ってくるので、あとあと小物を買い足すのにポイントを使うことを考えると、スプリー単体にパドル、ポンプ、ライフジャケットを好みで揃えたほうがいいと思う。(通常のポイント還元に戻ったらセットのほうが良いけど)
で、また長くなったので、(2)もこの辺で終わりにするけど、ここで書いたもの、定点やショートツーリングまでは充分にこなせるが、ちょっと距離があったり、荷物を積んで…などにはあまり向いていない。その辺については(3)でまた書くことにする。
書いたのは (´▽`)そると at 00:01│Comments(0)
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