カヤックにいきまっしょい

タイトルを思いついて、下書きしてあたためては状況が微妙に変わってうｐできないという連鎖を繰り返してたぶん数ヶ月寝かしたんですがっ　

選挙戦も始まったんでどうしようかと思ったんだけど、このまま寝かせておいてもアレなんで、さっきやってた討論（にもなってなかったが：笑）をもとに手短に書いて下書き記事を減らすことにする。


当のご本人が言うには、１月から円安になっていった、求人倍率が改善した、株があがった、夏のボーナスが六十数社で７％上がる予定であるｅｔｃ。

とくに最後のボーナスが上がるところはよほど強調したいらしく、ボーナスがあがった社員がお酒１杯を３杯にしたら酒屋さんが儲かり…という具合にキャッシュフローが改善していくようなことを具体的に力説(笑)

さて、そのボーナスがあがったヒトたちのおかげで増えるキャッシュフローっていくらなんでしょ？

んで、円安で値上げ（量を減らす実質値上げも含む）になったおかげで減る可処分所得の合計っていくらなんでしょ？

正確にはわからないけど、どっちが多いかは直感ですぐわかるハズ。

それに１月から円安が進んだ、と、まるで政策の効果のようなことをおっしゃるが、１月時点ではまだ政策は動いておらん。市場が期待で動いたのは（株も含め）たしかにあるが、タイミングとしては欧州の危機が薄らいだのと、米国の影響など、全体を見渡せば期待以外には外的要因によるものが大きい。

第１の矢といわれる異次元の金融緩和は長期国債の金利上昇を生み出してしまった。これは今後も変動するのでなんともいえないが、長期金利上昇となると、それで出る国の損失は六十数社で７％なんかハナクソにもならんほどのレベルなんだけど。
金融緩和は「やるよ」という表明だけでなにもしない（偽薬効果：プラシーボ）止りにしておいてもよかったんじゃ？

求人倍率にしたって、復興がらみで労働人口がかなり流動した結果も響いてるし、おかげで原材料の高騰や、人件費の高騰、流動して労働力が減った地域では入札の不調など、求人倍率の改善ではない部分にはいっさい触れないところあたりはさすがとしか言えない(笑)

その、都合いい部分しかいわないのをそのままマスコミが流したり、「エコノミスト」とか「経済ジャーナリスト」とかよくわかんない人たちが流れに乗ろうとして乗っかったり（ただし、大半はきちんと反論もしている人たちで、胡散臭いのはごく一部だが）した結果、政権に都合が良い部分だけデフォルメされて拡散されるので、勘違いしてしまう人たちも多い。

いわゆる勝ち馬にはみんな乗っかる図式になってきていて、まさに「安倍のみクスっ」な状況だったりするんである。

そういう情報はいったん遮断してみて、自分の周辺を見渡してホントにプラスになっているか、考えたほうがよい時期かも知れない。




|剃|´▽`)ﾉ んじゃっ