お便りコーナー(14)。
や、もう14になりましたがっ
山梨のDさんから12/2にご質問をいただいた。
(お待たせして申し訳ないですが、ここんとこバタバタでアレ)
今回は用途(利用シーン)も詳細に書いてあって推し量る項目もなさそうなのであまりむずかしくはなさげ。
用途:基本的にお子様とタンデム、静水(湖)がほとんどで、ゆるいダウンリバーもやる可能性はある。
回送手段:静水は定点発着(回送なし)、ダウンリバーの場合、ご家族の協力で車を回送する。
選定基準:直進性とパドリングの楽さ。
比較対象は…
1.プラスゲインJLタンデム
2.アドバンスドエレメンツ ファイヤフライ
(◆画像はドラゴンフライだが、シルエットと水にたいする特長は類似)
(◆現在はセットもののみ出ている)
結論から言うと、今回の利用条件と選定基準だと
ファイヤフライを選ばれるのがよい選択だと思う。
アドエレのシリーズのほうはバウから水線にかけての形状とボトムの沈み具合が直進性を保つキーになっている。対してプラスゲインはボトムをフラットに近づけるようなフロアチューブ形状なのでフィン以外はキーになるものがない。フィンは効くようでそれほどでもなく、むしろバウからトラッキングレールなどのほうが進路を保ちやすい。
ちなみに、プラスゲインと見かけが似たセビラーSVXシリーズもあるけど、水面下の水に対する構造(考え方)が違う。
(過去記事
似て非なるもの。参照)
さらに、ファイヤフライを含むアドエレ系は、ソロはひとりで乗ったときに、タンデムはふたりで乗ったときに、たまご状にうまく沈みこむ形状を想定して作ってあり、それも直進性にプラスになる。
(そのへんのハナシは古い記事であれだが
またまたLOGOちゃん。に似たようなハナシを書いている)
で、それ以外のファクターをいちおう記述すると、
ゆるい瀬をいく可能性で考えると、ベイラーがあるプラスゲインということになりそうだが、ゆるい瀬のスプレー(しぶき)程度だと、ファイヤフライはデッキリフター(デッキサイドを上げるチューブ)があるうえにコーミングのウレタンフォーム状のものもついており水が入りづらいファイヤフライで充分。プラスゲインはベイラーはあるけどもともと水が入りやすい。さらに言うと、フロアが低いのでベイラーを開けておくと座面は水にひたひたになる。
(それの対応は
自作簡易シートクッション。参照)
メンテナンス(水抜けや乾かす点)はプラスゲインのほうが優れる。
どちらの艇もコストパフォーマンスがよくメリットは多い。
それでもナチュでは
スピ2がいちばんという方とか、サイズとか価格のみで見ちゃうコピペに近いアレなのとかが多いんだが(笑)
以上ですが、なにか追加でご不明な点があればご連絡ください。
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