今年もカテゴリ別にやってみますが、目新しいものが少ないです。
しかし、アイテムページにある宣伝文句ではなかなかわかりづらいので、これから始めようと思う方には多少は参考になると思いマス。
【分類について】
分類については、これまでも試行錯誤しながらやってましたが、下記の4つの大別し、そのなかでソロ・タンデム別あるいは特長が似ている艇を比較するなど、参考にしやすいようにやってみます。
・おもちゃクラス(形状にかかわらず、ビニール艇全般)
・
クローズド、セミクローズドデッキ艇
・
オープンデッキ艇
・パドリングボード、その他
分類記事のほかに、お問い合わせやラインアップについて絞った記事
・
インフレータブルカヤック2013【セットもの】。
・
インフレータブルカヤック2013【補足/他】。
では本編。
【おもちゃクラス】
おもちゃクラスという書き方をしたのは、擦れに弱くちょっと引っ掛けただけでパンクの可能性が高く通常は水際で遊ぶレベルのものという意味です。
◆そうは言ってもフロートやおもちゃクラスでもくだったりしますが(笑)
↑
あくまで自己責任でオネガイシマス
ええと、まずは…
インテックス ツーマンボート
通常、こういうものは普通の浮き輪などより部分的に負荷がかかるので、浮き輪よりは生地がかなり厚めなんですが、これはやや厚みが足らずパンクしやすいらしいデス…パンクより接合部がはずれるほうが多いかも。ツーマンとありますが、小柄なおとなとちっこい子供くらいがなんとか乗れるかなぁ…程度だと思ってください。
気室構成は船体(外周)1、フロア1。
イガラシ i-colorツーマンボートセット
インテックスよりやや大きい…けど、内容的にはほぼ変わりません。
やや違うのは、フロアが2気室になっている点。ただし、船体(外周)1は同じなので、いちばん大きな浮力を持つ外周が水上でパンクや空気漏れを起こした場合は心もとないです。
セビラー スーパーカラベル 3人用ボートコンボ
上記2つと違う点は、3人用と書いているだけあって、普通のおとななら2人はまぁまぁ乗れます。
生地もやや厚みがあるんですが、上記2艇と構造的に違うのは、外周が2気室になっていること。
1気室のもので外周をある程度しっかりさせようとすると、空気圧をあげることになる。でもビニールなので空気圧があがると生地が伸び、生地寿命を減らし接合部も弱くなる。このスーパーカラベルは内外周でテンションを取り合うことで適圧で船体がしっかりする構造。パンクした時も浮力の点では残った気室があるのでまぁまぁ安心です。
■追記
セビラー スーパーカラベル 2人用ボートコンボ 販売再開。
構造的には3人用と同じで安心感がありますが、サイズとしてはツーマンとかとあまり変わりませんので、大人2人だと浮いてるのがやっとだと思ったほうがよいデス。子供と遊ぶということであれば充分デス。
構造の詳細は⇒こちら
以上が今のところナチュにあるオールで漕ぐタイプのビニールボート。
(◆ただし、幼児用などのちっちゃいのは除いてマス)
もっとちゃんとしたインフレータブルボートは
釣りのほうのボート、ちっちゃい子供と遊ぶなら
ビーチグッズのほうにある。
関連カテゴリとか表示すればいいのに、ねぇ(笑)
あー、さてぇ。
パドルで漕ぐタイプのオモチャクラスは、というと…
D.O.D(ドッペルギャンガーアウトドア) コネクタブルカヤック
8年前にあったコールマンカヤックのパクリ品。
ドッペルギャンガーがなんと言おうともこの形状は他にないし、オリジナルのほうを持ってるワタシが言ってるんだから間違いない(笑)
だけど、コールマンカヤックのときのテンションをかけあう内外周構造は工程がめんどいからやめてるところがパクリらしくていいですな(笑)
詳しくはこちら参照。
D.O.D(ドッペルギャンガーアウトドア) インフレ-タブルカヤック K-10
このタイプはもうどれが最初でオリジナルというのもわからないのでその辺は省略するけど、この艇で言うと、左右のサイドが上下2気室、フロアが1気室で、シートとかデッキのちっちゃい部分は空気を入れるけど商品説明上気室としてカウントしていない。なので、じゅうぶん浮力がある気室が5つあり、1つがパンクしてもすぐに行動不能になるわけではないのがいい点。ただし、全部が縦長のチューブで、剛性はあまりない。
小柄なオトナならなんとかタンデムで遊べるかも?なレベルで、子供と二人乗りまたはソロ使用くらいが適当。ちなみにソロ使用にするときは、真ん中のパーツのロープをゆるめて、前席をやや後ろにして乗るのがバランス的にちょうどよい。
これと気室構造が同じ
EXカヤックが去年まであったんだが、あっちは袋もついてないしやや恥ずかしいカラーリングだったので、このタイプのなかで選ぶとしたらK-10がいちばんよいと思う。
ロゴス(LOGOS) 2マンカヤック
K-10がサイドチューブ片側上下2つだったのに対しこれは片側1つだけで構造的には弱い。
ただ、シートセッティングは自由なのでソロでもなんでもやりやすい…とはいえタンデムは子供と一緒に乗る程度なのは変わりない。
接合部は弱くなりやすく、ワタシが持っていた2マンカヤックも、
夏休み特別企画が事実上の最後となり、その後リペアはしたけど、別の場所が次々にイってしまい、退役となった。
今の価格(1万超)でK-10があるならこれは選ぶことはまずないと思う。
以上がオモチャクラス全般。
ん?違うカテゴリにおもちゃクラスが紛れ込んでいたので追記。
セビラー クイックパックK1シットオントップカヤック
セビラー 2パーソンシットオントップカヤック
どちらも形状はシットオントップでビニール艇。やや厚手な生地なんですが、やはり
フロートで遊ぶのと似てる感じがします。とは言ってもフロートよりは全然マシなんですが(笑)
んで、最後にまとめや補足をしておく。
ビニール艇とその上のクラスの違い
高いインフレータブルでも素材はそんなにかわらないんじゃ?と思う方もいるかもだけど、同じような船体=チューブの艇でも、ワタシが持っているバンディットはPVCにポリウレタンコーティング、SVXやSPは基布にPVCコーティング、サニーだと基布にブチルゴムなどの3層みたいな構造になっていて、ビニール艇に釘を引っ掛けると裂けるし、刺すとそこから裂け目が広がる。
でもその上のクラスは引っ掛けても表面にキズがつく程度だし、釘を刺しても小さな穴が開くだけだし、そもそも釘を刺そうとしてもなかなか刺さらないくらいの違いがある。
(ただし、船体布+インナーチューブの艇だと、インナーチューブは弱いので、船体布を貫通するような傷には弱い)
なので、長く使いたい。ある程度ちゃんとしたツーリングがしたい。と、思うようであればおもちゃクラスはお試しとして割り切って使うか、その上のクラスを最初から使うようにしたほうがよいと思う。
ただ、おもちゃクラスだからこそ、それでもここまで遊べる♪みたいなのを狙ってみたくもなるけど(笑)
オールやパドルについて
ボートのオールは付属でもそこそこ使えるんだが、カヤックタイプについているパドルは自由にフェザー角がつけられるが、反面ゆるんで角度が変になりやすいこと、キャッチ(水をかく力)が弱くコントロールしづらいこと、アタッチメントでシャフトをつなぐ組み立て式なので握りづらいこと、などがあり使いづらい。
インフレータブルは艇の幅もあるので、
軽めの230cmくらいがあるとやりやすい。4Pだと収納も便利だし。
ポンプについて
ポンプはK-10の電動は除いて、あとは付属してても2リットルクラスなんだが、ちっこいポンプは時間もかかるし、構造的に蛇腹を留めてる部分が弱い。
5リットルものだと
ケシュアが一番安いんだけど、一体成形されているアタッチメントのつなぎ部分が切れやすく、アタッチメントを紛失しやすい。 500円違うけど、やっぱり
スターンズのほうがいい。(画像では同じようなアタッチメントになっているけど、実際はコードで留めてあるので切れにくく、仮に切れてもコードを代替品にすればよい。)
あとはPFDや濡れてもかまわないウエアなどは必須なんだが、長くなったんで次のカテゴリ以降に書くことにする。
続きへ⇒
|剃|´▽`)ノ んじゃっ
あなたにおススメの記事