夏のビニールボート。
夏本番で水遊びも増える時期、ビニールボートで遊ぶかたも多いと思いますが…
ビニールボートや、それと同等クラスのカヤックなどで、この時期特に気をつけたいことや便利なものを書いておきます。
ナチュラムではインフレータブルカヌーとビーチグッズにまたがってビニールボートが置いてありますが、それはあとにして、夏場に気をつけたい点。
【ビニールの軟性が高くなる】
気温が高くなっているので、膨らませる前の段階でビニールは軟らかくなっています。温度が低いときより伸びやすい状態なので、空気をある程度いれても硬さが足りないような気がするんですが、イキオイにまかせて膨らませると破損する原因にもなります。破損はしなくても、接合部にかなりの負荷がかかるので製品寿命が短くなったり、場合によっては変形したりしてしまいます。
できれば、バルブ部分から水がはいらないように水につけ、ある程度温度をさげてから膨らませるほうがよいです。
【温度で圧力も変化する】
上に書いたように、ある程度温度をさげてから膨らませると、膨らませた後に水につけたとき、急にヤワヤワになることをある程度防げます。それでもヤワヤワすぎる場合は空気を足すようにします。
休憩するなどでボートを水上からあげるとき、バルブから少し空気を抜いておきます。これは上記の逆で、水温になじんだ状態で適正な状態であれば、陸上に置いた場合、やはり過圧状態になり、破損などにつながるからです。
ナチュラムではビーチグッズのほうに
ロゴス(LOGOS) スティッチ! バックレストボート
インテックス プープールボート
インテックス ミッキーキッズボート
インフレータブルカヌーのほうに
インテックス ツーマンボート
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) EXボート200
のような感じで分類されていますが、サイズと荷重が違うだけで、本質はおなじようなものです。
◆生地の厚みが若干異なるなどの違いはあります
ここまでで、まだ全部ならべていないのにはわけがあって、今上記にならべたボートはサイドチューブ(外周の船体)が1つのチューブで、サイドチューブがパンクするとフロアチューブのみの浮力になってしまうもの。
で、それらと違うのが
セビラー ヒューイ200ボート
セビラー ヒューイ400ボート
セビラー フィッシュハンター 3人用ボート
サイドチューブはなかに隔壁があって内周外周それぞれでテンションをかけるので比較的ヤワヤワではないこと、もし内外周どちらかがパンクしても残りのチューブとフロアで安全性を確保しています。
これは同じ構造のコールマンボートの内周だけ空気を入れた状態
◆外周がパンクしても静水なら比較的ラクに戻ってこれる
◆ビニールボートの仕様を見る上で注意する点として、仕様の定員は乗ろうっちゃ乗れる人数のことで、快適に遊べる人数ではないという点があげられマス。仕様どおりの人数で楽しく遊べるとか書いてある場合、まず眉唾ものだと思ったほうがよいデス
また、ビニールボートと同等クラスのカヤックタイプのこれら、
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) EXカヤック320
D.O.D(ドッペルギャンガーアウトドア) インフレ-タブルカヤック K-10
ロゴス(LOGOS) 2マンカヤック
セビラー 2 Person Sit on Top Kayak
これらは、サイドチューブが左右に分かれているので片方パンクしても、バランスさえとればなんとか陸に戻れます。
◆シットオントップのみ左右ではなくボトムで2気室
それぞれ構造などは違いますが、素材特性として気をつける点は同じだし、使えるポンプなどはほぼ同じです。
ビーチグッズのほうは主に逆止弁(浮き輪のバルブ)用の小型のものが用意されています。
例えば
シンワエンタープライズ エアーポンプL
下のフットポンプを知ってるヒトならわかるけど、バネで踏み板が戻る(下がそう)のと素材の復元力で踏み板が戻る(これ)のではでんっでん違いマス
容量も段違いなんですけどね
これらは小さい浮き輪にはいいですが、ボート類になると、空気をいれるのがかなり大変です。
そういう場合、インフレータブルカヌーや、マットアクセサリーにおいてあるポンプを使うとかなりラクに膨らませられます。
例:
STEARNS(スターンズ) フットポンプ
アタッチメントも多いので、用途がかなり広くて◎
インフレータブルカヌーに分類されているほうはボストンバルブ使用なのでシンワのポンプではちょっとアレ
ポンプそのものは、ビーチグッズカテゴリよりは、カヌーアクセサリ⇒ポンプまたはマット⇒マットアクセサリあたりで選んだほうがよいデス。
◆これ以外のインフレータブルな情報はコチラ
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