お便りコーナー(7)。

(´▽`)そると

2007年05月29日 20:32

今朝出かけた直後、ナチュログ経由でお便りが入っていた。
いつもコメントをいただいている方からメールがあった場合にはメールで直接返しているけど、ナチュログ経由で初回の方はお便りコーナーでお返しすることにしているのでご了承いただきたい。

ご覧になったらコメントいただけるとありがたい。

また、差しさわりのない部分だけは引用させていただいているので、あわせてご了承いただきたく。

さて、信越地方のnさんのお便りの概要から。(要約)

リジット艇(ポリ艇)では保管・運搬がアレなのでファルトを選ぼうと思ったが底を擦ったりする可能性があるのでダッキー(インフレータブル)のほうがよさそうに思うけどどうか? 

選ぶ条件としては以下。・荷物を多く載せたい、・小さい子供も乗せたい、・見た目もそれなり、・直進/安定重視  

また候補としてコルドバはどうか。また価格動向は?



小滝の瀬を行く スターンズ CORDOVA 130

当初からファルト/インフレータブルに絞ってあるので、まずその辺から。

底を擦る(サイドもそうだが)というシーンが多いと思われる場合、以前はインフレータブルのほうが弱いようなイメージがあったように思う(今でもそう思われる方が多い)けど、実際アルフェック(ファルト:モンベルプロデュース)でバットマンさんが長瀞くだりしたとき、軽くサイドを擦ったのと、一ヶ所で底を擦ったあと、自宅で船体布を干していたら、数十ヶ所にピンホール(ごく小さい穴)があいていたそうで、リペアされたそうである。ただ、最近のファルトでは生地を改良したり、サイドに気室を設けるなどしたモノもでてきてはいるが、価格としてはちょっと高い。

今のインフレータブルは、チューブを覆う生地がデッキ部でナイロン、ボトム部はターポリン(ナイロン糸補強PVC)だとか、アウターを持たないチューブ=船体の場合、基布をPVCやゴムで補強したものとかがあり、これらは普通のファルトよりは擦れに強い。事実、ぱどるのツーリングでも浅い河川だとファルト艇の方にはインフレータブルを勧めている。さらに言うと、強い流れで船体を障害物にあてたりした場合、ファルトだと最悪フレームの変形/折れや、あたったフレームの外側の生地が破損したりする。

昨年秋の豪雨のあと、かろうじてくだれると思って強い流れの長瀞をくだったが、そのときは小滝の瀬の下で、ファルトが破損していたのを見かけた。

なので、インフレータブルの選択は正しいと思う。

で、候補としてあげられたコルドバはどうか、というと価格的には下がってもあと1万とかくらい(抽選販売などの例外を除く)だと思う。一昨年コルドバがリリースされたときは、最初だったのと当時の定価が今より安かったので約半額(59800)で入手した。昨年は人気が出たせいもあって価格は今より高く、それでも早くにナチュラムからは消えた。今年はかなり入荷したのか、キャプテンスタッグがマイナーチェンジしたことに対抗するためか、価格が安くなっている。

続いて、目的にあっているかというと、ちょっと合わないと思う。横幅がせまく、また船体形状の関係でパドリング姿勢以外の動きでは振り向くのも重心が大きくはずれないよう注意しないと横沈しやすい。
小さい子供もデッキカバーをはずせばスペース的には乗るけど、どうしてもノーズヘビーになってしまい、波をかぶりやすくなる。後ろのハッチ内もさほど広くはないので、コードで固定しない荷物としては積載量は少ないと思ったほうがよい。

では、上記の条件からワタシなりに選ぶとすると、

スピリー2 バックカントリー グモテックス あたりがよさげデス
(コルドバの価格帯も考慮してマス)

また、どうして全部タンデム(二人乗り)艇になるかというと、いろんな意味でキャパシティーが広く、融通が利くからで、その辺はツーリングに使った場合の比較タンデム比較を過去に書いているので参照されるとよいデス。(ちょっと古いけど、基本的な機能比較としては使えます)

といったところで、nさん、どうでしょ^^

続編はこちら

あなたにおススメの記事
関連記事