お便りコーナー(35)。
ええと、書いてる記事がうpするときに消えちゃったあとって、書き直しても元のほうがよかった気がしてならないってことありますよねえ(ーー;
で、と。
27日に山形のSさんという方からお便りが来てて、要旨はというと…
Sさんは初のダッキーツーリングでモンベルのビオビオ2で体験、楽しかったのでご自身で購入して楽しみたいと思っていらっしゃるんだが、ネットで探すとダッキーは安いものから高いものまである。
安いものだとグニャ感もあるということからどういうレベルがよくないのかが知りたい。
想定されている利用シーンはタンデムでゆるい川のDR、ご自身でたぶんこれくらいなら、と思ってらっしゃるのが
ドッペルギャンガー K2-37
ええと、先に書いちゃうけど、利用シーンと費用対効果と機能を総合すると、よい選択だと思うし、最初の艇としては問題ないと思う。
ただ、総合すると、ということでビオビオとは相違点があったりするので、その辺を補足して参考にできるようにする。
まず、構造が違う。
ビオビオは船体=チューブで、ナチュのなかなら
Flash200などが構造は同じ。
船体=チューブということと、加圧できることによる硬さが特長。
一方の
K2-37はアウターハル(チューブの外側に船体布がある構造)
インナーチューブはさほど強くないので加圧はそう高くできないが、アウターハルが伸びないため、低圧でも硬さを実現できるものだが、圧力の微妙な変化で硬さがかなり変わる。水温で空気がちょっと冷えるだけでグニャ感が出たり、陸上でインフレートしたまま乾かそうとすると過圧でパンクしたりするデメリットがある。また、船体布が水を含むので、乾燥重量22kgのK2-37はダウンリバー直後に引き上げるときには30kg近くになっているといってよい。
あと、フロアだが、ビオビオは大きめな上に膨らむフロアで、NRSのバンディットなどと同じように2psi程度なのにしっかりしている感じがする。
一方の
K2-37は細い円筒形がならんだような形状で、やわらかさは
メイフライと似ていて片足をいれると沈み込む…いや座ってもシートごとフロアが沈む。(ただし、沈み込むことで船底を卵型にすることで、操作性をよくすることにも役立っているんだけど)
で、さっき引き合いに出した
Flash200などはDSフロアという、7psiもの高圧で運用できるチューブというよりエアボードのようなものなので、フラットで硬いフロアに座れることで重心をさげ安定できるという利点も持っている。
で、ここまで書いてきたなかで優位性がある艇は価格帯的には10万前後のものが多い。
ホントは
SK100DSのタンデムタイプの200DSをいろんな点でおすすめなんだが、今年の国内在庫はほとんどない。
ただし、SK200DSの日本ローカル版といえるSP(セディアックプロ)200DSが
ぱどるにまだある。
ダッキーユーザの意見を取り入れてSKをマイナーチェンジしたようなものなので、個人的にはおすすめ。
また細かい点でご質問があればご連絡いただきたい
|剃|´▽`)ノ んじゃっ
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