お便りコーナー(31)。
ええと、今回はブログのメールフォームから来たお便りではなくて…
ひとつ前の記事で、
SK200DSのタイブレースを買ったのですが、説明書が添付されておらず、取り付けと調節の方法がよくわからず…(後略)
というコメントをいただいたので、それに関しての説明をします。
で、まず最初に整理しておきますが、
タイブレースというのは、艇にひざを固定することによって、艇のバランスをコントロールしやすくするものor艇からからだが投げ出されないようにするもの。
なので、
セビラー セビテックス(R) カヤックSK100DS
100DS(ソロ艇)ではもちろんそういう機動をおこなうことを前提にしているのでタイブレース用Dリングは装備してある。
セビラー HPセビテックス(R) カヤックSK200DS
200DSはタンデムなので、そういうコントロールがしにくい(二人の動作を合わせるのは難しい)こともあって、タンデムでの使用は想定されていない。
タンデムの場合は長さもあり、また二人で乗ることによって、投げ出されるような動きをすることも少ないこともあるんだが、メーカーでどこまで考えているのかは不明。
ただし、200DSでソロ使用する場合はタイブレースが使用できるような構造になっている。
で、実際どうつけるのかを画像を使って説明すると、
画像はSP-100DSのもの
赤がタイブレース、青が足だと思ってください(笑)
100DSには艇の内側に3対のDリングがついている。
いちばん前がタイブレース前フック
次がH56Bシート前フック
いちばん後ろがH56Bシート後フック兼タイブレース後フック
という位置で取り付ける。
200DSの場合、タンデム使用のため4対のDリングがついている。
通常は、
いちばん前がH56Bシート(前席)前フック
二番目がH56Bシート(前席)後フック
三番目がH56Bシート(後席)前フック
いちばん後ろがH56Bシート(後席)後フック
で使用するんだが、ソロ使用でタイブレースをつける場合、
いちばん前がタイブレース前フック
二番目がH56Bシート前フック
三番目がH56Bシート後フック兼タイブレース後フック
いちばん後ろは使用しない
となる。この場合、タイブレースのフック間距離が長くなり、長さがたりないこともあるので、そういうときはナイロンロープなどで延長する。
また、使用方法は、フットプレースに足を置き、ひざをやや開いてひざの上部にタイブレースがとおるようにし、ひざをやや立ててしめるようにします。
ただし、あまりキツくセッティングするのではなく、フットプレースから足を抜いたらひざがラクにタイブレースから外れるようにします。
これは沈脱の際に安全に艇から離れられるようにです。(ひざが抜けないまま艇にひっかかるのは危険なので)
ええと、以上ですが、いかがでしょう?
|剃|´▽`)ノ んじゃっ
◆本日予定していた「教えてばなにゃん(再)」は中止となります。ご了承ください。
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