んで、Chumさんとこからぞらびーさんが来て
コメントを入れていただいてたので、予定を変更して『インフレータブルのタンデム比較』をちょっとだけやる。
比較なので、種類多くやるけど、内容からして
シットオントップとか
カナディアンもどきとか、
ホワイトウォーターばんばんのヤツは外してある。
今回、何を主眼に比較するかというと、艇の長さと使い勝手(積載とか)によるものにしてみようと思う。
というわけで…
じゃかじゃん
①
ドッペルギャンガー インフレータブルカヤック VK-7
重さ的にはぞらびーさんの対象じゃなさげな気がするけど、まぁ一応。
長さは430cmで、オープンデッキ。タンデムでも余裕だしサイドチューブのアウターは強そうなので、重さが気にならなければ価格的には魅力だが、余裕あるわりには固定用のDリングがないのでツーリングなどを考慮すると、自分でDリングパッズとかをくっつけたり工夫が必要。
②
セビラー SVX-200DS
こちらはワタシの主力艇。415cmでこれもタンデムでも余裕だし、バウ(船首)側に1対、スターン(船尾)側に2対、カーゴ用Dリングがついている。
フロアチューブは最大7psi、サイドチューブは最大3psiの圧力で使うことができ、小滝の瀬でもすっ飛んでいける。もちろんのんびり使うこともでき、排水用のセルフベイラー(6ヶ所)は開閉選択できるので、静水なら閉じていればお尻が濡れることもない。
③
アドバンスドエレメンツ ファイヤフライ 2(リンクはセット)
これはドラゴンフライ2の改良発展型というべきもので、内側サイドチューブむき出しのドラゴンフライよりは格段によい。
長さ的には374cmあり、これもオトナふたりでも充分なサイズ。
コーミング(波よけ)が小さくなったのはあるけど、デッキリフターチューブ(デッキを高く維持するサイドチューブ)が追加されてるので、さほどしぶきが入ってくることもない。
デッキネットが小さく、デッキには積載スペースがほとんどないが、コクピットが長いので、前席の奥には多少荷物を入れられる。また、前後のシートの間に、差しわたして荷物を置き、パドルホルダーのベルクロで軽く固定することもできるので、積載は工夫次第といったところ。
今のナチュラムのラインナップのなかでは一番よさげ。
*セットのは4Pものだが、ワタシが使ってる
ソリューション2Pも安いけど性能は充分、これに部分的に加工を施して別のメーカーからも販売されているが、わずかな加工の違いで倍以上の価格(昨年)していた。なので、そこそこには期待できる。
*
シーサイドフローティングベスト2はとりあえず始めるには充分。
④
キャプテンスタッグ ドラゴンフライ2
366cmあり、チューブとコクピット構造以外はファイヤフライとほぼ同じ。
固定の2コクピット、内側サイドチューブむき出しの構造でメンテナンスはしやすいが、ちょっとグニャ感がある。大きさと重量比では良い艇ではある。
このマイナーチェンジ前のドラゴンフライ2はワタシんちの家族レク用。
⑤
スターンズ スピリー2(7/1現在売り切れ)
これはバランスがよい艇で、かつマイナーチェンジでバルブ取り付け方法もよくなった。コクピットサイズ的には若干小さいので、オトナふたりだと長時間には向かないかも。しかし、バウとセンターのデッキ布は巻き取りしてフルオープンにもできる部分はかなり良い。
荷物は、そのままではやはり多くは載せられないが、バウ側のデッキに差し渡して置くなどで多少は載せられる。ただし、固定に工夫が必要。
⑥
ドッペルギャンガー カヤック K-5
水辺の遊びくらいだけど、コストパフォーマンスと重さを考えると、静水でまず遊んでみようならこれでも充分。
多少の瀬でも慣れればいけるが、ソロ使用で。タンデムではちょっとアブナイ。もちろんそういう用途に積極的にはおすすめできない。
タンデムだと、身の回りのわずかな荷物しか持っていけない、オトナふたりなら窮屈に思うサイズ。
また、全PVCなので、擦ったりするとダメージが大きい。
⑦
アドバンスドエレメンツ メイフライ 2 コンバーチブル
これはドラゴンフライ2の小型化版とでもいうべき内容。
小型で、フルオープンでもないのに302cmというのはタンデムではあまりに短い。実質の使える長さは⑧に出てくるのと同じくらいしかないと思われる。これはどっちかというと、
シート位置を工夫してソロ使用とかならいい感じだと思う。オトナ+ちいさいコドモならなんとかいけると思うけど。
⑧
ロゴス 2マンカヤック
オトナ+コドモでもけっこう窮屈。水辺のオモチャクラスで、ウチにもあるのでときどき遊んでいる。
今の価格なら間違いなくドッペルギャンガーK-5のほうがオススメ。荷物はふたりならまずほとんど載らないと思ったほうが良い(身の回りのものをいれたちっちゃいバッグくらい)
というところで、タンデム利用ならある程度長さが必要で、経験のないひとなら『3mあれば、2人座るのには充分じゃん』とか思われるけど、実際はそうはいかないんですな~、これが。
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