ガールズ&パンツァー(4)。

(´▽`)そると

2013年01月09日 00:56

ええと、12月に完結しないまま放送終了してしまったガールズ&パンツァーなんですがっ
 
前回の記事では10話でやっと登場したポルシェティーガーのことを手持ちの1/144モデルとともに書いた。

で、10話では従来あった戦車も、装甲を取りつけたり改造したりで、戦力の極端な開きを多少埋めようとしている。そうしないとストーリーがあまりにもムリになってしまうからだと思うんだが。

Ⅳ号D型は前回長砲身と増加装甲をとりつけF2型仕様になったんだが、今回さらにシュルツェン(防弾板)をとりつけ、見た目はH型になった。

あと1両、運動性能はよいけど、装甲と主砲の弱さがあって、プラウダ戦の0距離側面攻撃でなんとかメンツを保った38t。37mm砲を搭載しているが、この砲はT34が登場したときには「ドアノッカー」(コンコン叩くだけで損害はない)と呼ばれることになってしまったもの。アニメでは至近距離から側面を撃っていたが、T34は車体側面も傾斜がつけてあって避弾経始が効いていて実際には打撃を与えるのはむずかしいと思う。

多分、製作陣もそのことはわかっていて、とくに黒森峰のパンターやティーガークラスにはナニやっても歯がたたない。

そこで38tベースの駆逐戦車に改造することとなった(と、思う)。



38tをベースにした駆逐戦車ヘッツァー(1/144モデル)


こんなものも手元にあるのはなんでだろう?(笑)

んで、ヘッツァーなんだが、たしかに75mm砲は威力があり、車体は低くコンパクトで傾斜した車体は避弾経始により打撃をうけにくい構造になっている。

…と、ここまではいいことを書いた。

他の突撃砲などに比べてみると、75mm砲が中央ではなく右側についている。車体がコンパクトすぎて中心に砲をおくと、もう乗員が乗れない。そのため右に寄せてあるのだが、そのおかげで操縦士は右側をまるで視認できないということになってしまう。
さらに砲自体が重いため、全体のバランスがよくなくてノーズヘビーになってしまっているので速度を出せない。

のようなことがあるので、突撃砲ではなく駆逐戦車という位置づけになり、運用は基本的に待ち伏せ⇒離脱とされていたんだが、そこにヘッツァーしかない前線では突撃砲代わりに敵陣に向かって砲撃しながら進撃してみたらフルボッコにされた記録が残っている。

視界がよくなく速度を出せないで突撃したらよくないに決まっている…と、もうひとつダメだった理由があった。待ち伏せには最適な低い姿勢なんだが、砲の高さももちろん低い。なので射撃直後は土ぼこりが舞って前が見えなくなってしまった。逆に敵は土ぼこりが舞い上がった地点めがけ集中砲火をあびせる。

…なので、11、12話でこのヘッツァーがどう戦うかが見ものといえば見もの…と、ノーズヘビーで思い出したんだが、9話でJS-2(スターリン)が全力で走りながら砲撃し、M3とB1-bisを撃破し、八九式には至近弾を与えた。が、JS-2もヘッツァーと似たような弱点があり、砲の重さでノーズヘビーになっている。なのでJS-2で追撃をする場合、砲身を後ろに向けて(砲塔を後ろ向きにして)走って、撃つときだけ止まって砲塔を旋回させて敵を狙うのが普通。ムリに前向きのまま走ったらどうなるか…砲塔の故障を誘発するのはもちろんのこと、ほぼ確実に照準がずれてしまい使い物にならない。まあアニメだからそういう部分を忠実に描くと、説明が多くなってしまい話のテンポもなくなってしまうから普通に描いたんだろうと思うけど。

んー、ムリがある部分を書き始めたらキリがないんだけど、これはこれでおもしろいからよしとしとこうっと(笑)




DVD、ブルーレイ、1/35プラモ 発売中(笑)


|剃|´▽`)ノ んじゃっ

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