セビラー KCC-335 コロラド。

(´▽`)そると

2008年10月03日 15:45

万水川でゆったり長瀞でヽ(´ー`)ノをやっておおよそ評価可能になったのでインプレしてみたり。
まずはおおまかなアウトラインから


セビラー KCC-335 コロラドカヌー(前方から)

圧倒的にでかいサイドチューブは安定感もあり、反りあがったバウ(船首)スターン(船尾)のおかげで正面からのウェーブ越えで突き刺さることは少ない…が、反面斜めからのウェーブなどでは押される感じはする。

いずれにせよ多少水は入るものの、オープンにしては少なく、1ヶ所の後部ベイラーでまかなえる程度。



スターンにはメッシュカーゴ(付属品)装着が可能

メッシュはPVC製のちょっと強いヤツなんで、水濡れしていいもの又はジップロックなどに入れた、防水はできるが強度が心配なものを入れるのにちょうどよい。
また、タイダウン用のリング類はバウ側にもあり、サイドにはパドルタイダウンもできるようになっている。ただし位置的に低すぎるので使い勝手はあまりよくない。そのほか国内では見かけないが専用のモーター装備も左右に可能。



シートはセビラーおなじみのH56シリーズ

ただし、H56ではないのでナスカン状の金具留めではなく、ベルト留め方式なんで着脱がちょっとだけめんどい。
シート下部にはエアクッション状のものがついていて(位置は可変ではない)お尻が濡れにくい&その段差が長時間乗っても疲れないという効果があり、さらに足を自然に曲げられるのでコンパクトな形状ながら窮屈さを感じさせない、なかなかの構造。



いただけないフロアバルブ群

前後のクッションとフロアの計3ヶ所、どれも逆止弁(いわゆる浮き輪のアレ:笑) クッションはまだしもフロアはせめてボストンバルブだろう。
なので、エア抜きに差し込んで使うチューブはついてるけど…(´▽`)ゞ



ボトム側からみたコロラド 前後にトラッキングレール

その後方にフィン装着基部があるけど、これは効果が不明なうえ、ザラ瀬では真っ先にイってしまうので未装着。

で、トラッキングレールだが、アドバンスドエレメンツの艇のようにバウ直下あたりにあると直進性がものっそよくなるが、この位置だと従来のキール(レールよりもっと高さがあるラバー製のもの)のほうがよいと思う。

全体を横から見やすく描くとこんな感じ

フロアチューブはボトムから上についているうえ、シート部分もクッションがあり、入った水はフロアチューブの横をつたってスターン(船尾)のベイラーから排出される。

ツーリングなどへの使用については、バウ、スターンともに舷側内に30~40リットルクラスの防水袋が置け、その上に舷側に差し渡すようにギア類が固着できるため、タンデムでも質実剛健装備なら1泊程度の装備は積むことが可能(もちろんソロならもっと余裕)。

安定性もよく、ある程度オールラウンドだが艇速はさほどでもない。

ま、でも静水でも軽いダウンリバーでもタンデムでツーリング気分を味わうならスピ2よりはよいかも知れない。スピ2ファンが多いナチュログでこゆこと書くとまたなんか言われそうだが(笑)

性質や機能面から言うと近いのはバックカントリーかなぁ。

【追記】ご質問コメント用の図


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