ヌ公３。
おや、ヌ公、今日は上機嫌そうだな
えっへへ、まったくダナさんにはかなわないや わかりますかぃ？
わかるもなにもお前、そのくらいわかるさ
んじゃあ どうして機嫌がいいかもご存知で？
ご存知も何も、お前がそこにたってるからわかるさ だってやっと新しいお店に連れてこられたんだもんな
えへえへえへ、もう嬉しくて嬉しくて
んで、手伝いのほうは始めたのか？
いっ、や、それが今日ついたばっかりでゆっくりしてろとお店のひとが言うもんですから
んでは就業中ではないわけだな
へえ、んでどうしたらいいかわからずにとりあえずここにいるんですが
そういうことならいいじゃないか、まあ一献
っとと、ダナさんこれはどうも
よかったな ここに来れて
一時はずっと置いてけぼりかと思いやしたし
置いてけ堀はもっと錦糸町のほうだしな
あ、ダナさんがダジャレるのは初めて聞きやした
それは聞き流してよいのだ つまらんシャレだし
どうです、ダナさんも一杯
おっとと、手つきは妙だがうまいもんだな
だてに手伝いしてるわけじゃないんで
そうだったな おいヌ公、杯があいてるぞ、それ
っとっと、もうそのくらいで 酔っちまいます
そうだったな どれ じゃあそろそろ行くか
ダナさん お気をつけ…Ｚｚｚ
おやおや やっと安心できた、ってとこか
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