燃えたからって。
ネット炎上が原因(?)で岩手県議が亡くなってしまったらしいのはみなさんご存知だと思うんですがっ
そのことについてのブログ記事がいくつかあって、そのうち2つを紹介しながら書いていくことにする。
まず、イケダハヤトさんというブロガーのかた。
ネットイナゴの暴力性
ネットイナゴが集団で言葉の暴力を使って県議を追い込んでいるところに焦点をあてて書いていらっしゃる。その文章の最後は、「
これをお読みのあなたは、自分のことばに責任と覚悟を持ってください。完全に発言の責任を取ることはできませんが、それを取ろうという覚悟くらいは、誰でも持てるはずです。」と結んでいる。
もちろん、正しいと思う。
で、もうひとつは岡本裕明さんで、
ネット炎上が自殺者をも出してしまう現状を問う
これも正しいと思う。
ネットイナゴのほうに焦点をあてている記事は、それそのものはあっていると思うんだが、やはり書く側についても同時に言及したほうがしっくりくるような気がする。岡本さんはそのへんも含めうまくまとめてらっしゃるような気がした。
誤爆や誘導を除けば、なんらかのきっかけが書く側の記事やコメントにあるとワタシも思うからだ。
番号で呼ばれたことに腹をたて(一部の報道では「○○番さん、○○番の△△さーん」という呼び方だったと書いてある)「番号で呼ぶなんて刑務所かっ」と言い放ち、会計をすっぽかして帰った。
県議という立場でも腹がたつことはあると思う。
ただ、じゃあそこにいるほぼ全員がそれに腹をたててるのかというとそうではないんじゃないかな。番号で呼ばれたほうが間違いにくいとか思っているひともいるし、大勢のひとがいる前で名前で呼ばれるのは恥ずかしいとか、患者が多いんだから仕方がないと考えてるひともいると思う。
どうしてもそれがよくないと考えるんだったら、県議としては改善をはかる方向に持っていくのがすじだと思うし、けしからんと言うだけならその辺のクレーマーでもできる。
また、会計をすっぽかして帰ったと堂々と書いているんだが、そのために余計に手間を食わせていることをこの県議は承知していたんだろうか。
たぶん、その辺が炎上の発端じゃないだろうか。
で、最初に引用したイケダハヤトさんの言葉だが、県議の方が腹立ちにまかせてブログ記事を書く前に読んでおいたら、ちょっとは違ったのかもしれないなぁ…と。
ついでに言うと、番号で呼んだ病院も手間を食って余計なコストがかかったわけだが、それも県の損失(県立病院だしね)になっていて、議員の方も炎上後、議会の質問を辞退して亡くなったわけで、議員として活動するためのこれまでの歳費が、質問を辞退したり議員として活動していた内容をきちんと引き継ぐことなくなったことで無駄になってしまうことや、あらたな議員を選挙で選んで一から活動を始めることを考えたら、それらもすべて県の損失となる。
ホントに県や県民のことを考えている議員の方なら、こんな無駄遣いにいちばん腹がたつんじゃないだろうかと思うんだけど…
あ、あと、ネットイナゴさんたちだけど、言葉がひどいヒトの多くは本質を理解していない(もっとひどいのは逆に近い誤解をしている)と思えるコメントをしている。こういうひとたちは便乗してとにかく爆撃したいだけのひとで、とくにYAHOOニュースあたりを見てると、無知無理解で無差別爆撃してるヒトってけっこういる。もしこういう傾向のコメントがきた場合は、実社会ではたぶん相手にされていないイタい哀れなヒトだと思えば多少は気が楽になると思う。
|剃|´▽`)ノ んじゃっ
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