場所は荒川の「かわせみ河原」。
5月~10月くらいまでは天気がいいと、さながらテント・タープの展示会。これ見てるだけでもけっこう面白いのだが、ハナシはカヤックの試乗会。
試乗会をやってるあたりまでくだって行き、岸につけてあるカヤックをしげしげ。
で、スピリーツーが川に尻を見せた状態で置いてある。あ。
んで、違いなのだがまずはナチュラムの写真から。
こちらが→黄スピリー あたらしいやつ→赤スピリー
色の違い以外は何も変わらない。でも、試乗会で見たスピリーは後部のメインバルブまわりが明らかに違っていた。それで、スターンズのサイトで見てみると、スピリーワンでは確認できなかったが、スピリーツーではやっぱり変わっていた。
なあんだ、それだけの違いならやっぱ黄色っ。
まあまあ、もう少しハナシを聞いてからでも遅くはない。
ナチュラムの写真にあったあのバルブの四角いカバーは船体生地と同じで、マジックテープ留めになっていて、それが前後に2つならんでいる。スターンズのページにあるのは樹脂製のバルブ留めで、バルブキャップがむき出しである。(もちろん外にはでっぱらず、バルブ留めよりひっこんでいるのだが)
なあんだ、それなら黄色のほうがいいじゃん。
で、実際のところどうかというと、スターンズのカヤックはチューブは外側の生地でつつんであり、それをあけるためにアクセスジッパーというのが付いている。にもかかわらず小石や砂がけっこう入る。もちろんワタシが持ってる
コルドバにも多少入るが、黄スピリーのほうが余計に入るようだ。
コルドバとの違いは、コルドバが外側の生地に直接付けられたフラットバルブで黄スピリーがテープ留めのカバー、そこからも小石や砂がはいるらしい。
さらには、普段これらのメインチューブは引っ張り出すことはまずない。いったん出すとあとがタイヘン。なのでそのまま洗ったりするが、スピリーの場合、バルブの位置がズレることがあり、ポンプのノズルを当てにくくなったりする。その点赤スピリー(新バルブ)だとそういう位置ズレもないし、小石や砂などが入るのもだいぶ減る。
赤の新バルブのほうがメリットはある。
これは
スピリーワンについても同じ。
で、ナチュラムのはなんで同じ構造? いやそれはよくわからない(笑)。見本?初期型?
赤スピリーの直近のものの出荷ならメリットのある新バルブになっているというハナシ。
ついでなので、セットについて話しておくけど、
パドルx2 ポンプセットはあまりオススメできない。仮に親子で遊んだとすると、どうしても子供もパドリングしたくなるもので、「はい、これ」って渡すパドルが1.7kg。重すぎ。で、
フルセットは、というとまあまあ。でも個体差があるパドルは最大1.4kg。やっぱり重い。かといって
子供用のパドルまで揃えるのもアレなので、多少割高でもカヤック単体とライフジャケット(これは年齢によって買わないといけないが)、それに
カスケーズあたりを選んだほうが間違いない。子供には少し長いが、重量は子供用以下だし、もちろん慣れないおとなでもこれから始めればいきなりウデが筋肉痛になることもない。
「水のキャッチが」とか「長さはこれくらいのほうが」とか言うのは1年くらい使ってからでも充分。ムリせず正しく漕げるのがいいと思う。
スピリーワンの
フルセットのパドルは安いけど、こちらは1.1kgと軽く、水のキャッチも充分。ただし、やはり慣れないうちは軽いものがいいし、2ピースのパドルはスターンズのバッグからは大幅にはみ出してしまう。カスケーズなら斜めにいれればなんとか入る。ただし、カヤックがかなりキチンとたたまれてないと難しいが。
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